■DPT(3種混合ワクチン)
D(ジフテリア)
ジフテリア菌の飛沫感染により起こります。
高熱や咽頭痛・犬吠様の咳などの症状が出現した後、発病2週ほどで菌の毒素により心筋障害や神経麻痺を生じることがあります。
P(百日咳)
百日咳菌による飛沫感染により起こります。
顔を真っ赤にして連続的に咳込み、時に、肺炎や脳症を合併します。乳幼児では、咳で呼吸困難となり、チアノーゼやけいれんを起こし、命にかかわる重大な状況になることがあります。
T(破傷風)
破傷風菌がヒトの体内に入って感染します。
体内に入った菌が増殖すると菌の毒素により痙攣、呼吸困難や口が開けられな い、などの症状が出現し死に至ることもあります。
接種時期と回数
生後3カ月からⅠ期の3回を3~8週間隔で接種します。3回目の接種から1年後にⅠ期の追加を1回、Ⅱ期は、11~12歳で2種混合(DT)の追加接種を行います。