■小児用7価肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌はHibとともに髄膜炎の原因となる細菌です。日本では毎年200人以上の乳幼児が肺炎球菌による髄膜炎に罹り、そのうち約30%に重い後遺症が残っています。この他、肺炎、菌血症(血液の中に菌が入り込み、放置すると、菌がいろいろな臓器に感染し重い病気を引き起こします)、難治性の副鼻腔炎や中耳炎、関節炎や骨髄炎などを引き起こします。
従って、Hibワクチンと同様に生後2カ月で開始して、肺炎球菌による髄膜炎の起こりやすい生後6か月までに3回の接種を終えることが重要となります。また、小児用肺炎球菌ワクチンの接種は、後述する高齢者の重症肺炎を間接的に減らす効果があることが分かっています。
接種時期と回数
1)・2)ともに初回の接種開始時期(月齢)により接種回数が異なります。
※例:Hibワクチン※
初回接種月齢:生後2~6カ月の場合、
接種回数:4回
接種スケジュール:1回目から3~8週間隔で2回目、2回目から3~8週間隔で3回目、3回目より約1年後に4回目を接種する。
詳しくは、お手数ですが、ご来院頂くなどしてお問い合わせください。